ガレージOPTION/屋根



レッドシダーの屋根は意外と種類が多いのです。KIT SET®の標準オプションは最も厚みが少ない「シングル」。ガレージの事例写真は全て「シングル」ですが、EEplanが創ってきた「住宅」ではさらに厚さがある「ダブル」タイプです。そのダブルも実は大きく分けてレッドシダーを鉈で割る概念で尽くされたものをシェークと読んでいます。さらに種類があって「溝」つき「溝無し、SAWCUT」など意外と沢山の選択肢があります。

木製屋根材には、間違っても鉄の釘を使ってはいけません。亜鉛に浸した釘を使います。最近ではアスファルトシングル(アスファルトでできたシングル)様の釘が利用できます。釘の頭は平な釘(長さは50mm以上)です。屋根の端部分は2重にはります。もっと大切なのは、防水紙をシェークの間に挟み込んで施工する事が正しいといわれていることも覚えていてください。一方弊社のガレージは間に挟まなくて、下地ルーフィングの上に一気にはっていきます。弊社では自らの家を2件しかも築30年でも問題はありません。それは、防水紙をシェークの間に挟み込んで施工するのは野路合板を貼らない施工をおこなう際に非常に有効になります。

噴いた当初

変色が終わった、一年以上経過の状況
それは茅葺きの家等と同じで屋内小屋への有効な換気手段になるからです。誤解を恐れず申し上げると、日本の短絡的な枠組み壁工法の規格では屋根に構造用合板を設置する義務があります。(設置そのものには大変大事な部分です。)野路合板で小屋裏が覆われるので、通風のしようが無いからです。他方近年の建築では、その部分にベーパバリアを設置し、当該部分の内部結露を阻止しています。物置やガレージの場合、屋内と屋外の冬期温度差は小さいと考えられるので、以上の方法を選択しています。
アスファルトシングル
防火認定品ですので安心。
Onduline(オンデュリン)
最大の特徴として、屋根材が大判なので一気に屋根葺きができます。実際屋根をDIYでやろうとすると以下の特徴が大変ありがたく思えます。
1:大判なのですぐに葺ける。(組立中の物置に雨の侵入を即座に防止できる。)
2:資材が軽量。同じサイズで鉄板だとシニアだととてもも持ち上がらない?
3:加工性。丸鋸で簡単に切断できる。
4:専用釘で留めますが、留めるピッチは細かくないので楽です。
5:釘には全てキャップがついているので、美観上あるいは防水上の問題を一気に解決
6:屋根の端部の仕舞に特別な板金工事ー専門用語ー「唐草」など不要。
以上少し考えると、此の様な理想的屋根材はありません。DIYでは最高の屋根材になります。
【使えない地域】
建築基準法の「延焼のおそれある部分」同じく都市計画法の「防火、準防火地域」では使用できません。

WRC(ウエスタンレッドシダー)シェイク&シングル

ABOUT TIMBER STRUCTURE
法律上、海外規格の建築では耐力壁最大区画が40㎡や60㎡などという間違った風評があります。弊社ではすでに300㎡近いの空間(平家)を作り続けています。枠組壁工法の木造建築は広大な空間を実現します。G-KITの場合でしたら、トラス構造や垂木構造などにこだわってみませんか。
LVL
ムク材による棟木と垂木による屋根構造以外に、トラス構造は有名です。一方構造用集成材も多彩です。例えば、構造用LVLはフェノール樹脂により全ての木材の繊維方向が平行になるように、ラミネート加工したものです。EEplanでは積雪3.0m以上に耐える大スパンガレージや一般地域の大規模G-Attcの床梁やまぐさとしてLVLを多用しています。厚さは38、45、51、90mm等各種、幅は235.286、302mm等(最大600mmまで各種)、長さは最大11.5mmです。
TJI

出典:道産材を用いた I 形梁の実用化


普通だとサイドエントリーが合理的と思われたが、ゲーブルがあるファサードを要望するオーナーに応える為にスパン9mのトラス構造としました。木造トラスはその表面積が大きいので、車庫の内部には「可燃材」と見なされるので殆ど使う事ができません。つまり、建物の用途を確り計画することが大切です。

東北地方太平洋側の積雪に対応する構造。ピッチは細かく、455mmにしています。そうする事で構造強度だけではなく屋内天井面材下地として利用できるので合理的です。天井を水平に施工して内張り。認定車検工場としています。

垂木のあるTimber ストレージ、ガレージとして使う場合、天井面材の据付けが楽。三角空間も確保できます。

これは車庫でなく、ショールームやアトリエなどで使う事も多い、ランバー以外の大型梁で飛ばす事もあります。

豪雪地域のガレージ。
